ただの趣味で終わらせるのは、つまらないと思いまして…

 

こんにちは。服部ゼミ2期生、ゼミ長の今野です。

今回は僕の趣味の話をしようかなと。(就職に関係ないようで、実はあります。多分。)

 

音楽ライブ・音楽フェス、みなさん行ったことがあるでしょうか?iPodとかで曲は聴くけど、ライブは行ったことない方。バリバリ行きますよって方。そもそも音楽そこまで興味ない方。色々いらっしゃると思います。

ちなみに僕は大学に入ってからライブやフェスに行くようになったのですが、今では年間で10~多いときには20公演ぐらい行く年もあります。(一つのライブが5000円と仮定して、年間10万円近く消費しています())

 

では、一人の音楽好きをこれだけ魅了するだけの魅力とは一体何なのでしょうか?その一つが「意味づけ」ではないかなと僕は考えています。

普段は生活の中でちょっとした時間や、ながら作業で聴くことがほとんどだと思います。通学しながら。勉強しながら。お店でご飯を食べながら。でもそれは日常のなかでメインディッシュではなく、あくまでスパイスです。

 

でも、ライブになると立場が逆転します。いままでスパイスだったものがメインディッシュになるんです。いつもとは違う場所。綿密に用意された照明の演出。体の底から叩いてくる音。興奮気味の観客の声。音源とはちょっと違うアーティストの生の声。

その場所その時間は、非日常という枠のなかでのメインディッシュになるのです。

 

もちろん次の日からまた日常に戻らなければなりません。でもこの非日常の空間で聴いた曲は、ただの一曲から「ライブで聴いた曲」という意味づけがされます。全身で感じた音楽は、今まではそこまで好きでなかったはずなのに、なぜかお気に入りの一曲になっている。好きな曲はもっと好きになっている。たとえスパイスに戻っても、メインディッシュがちょっとだけおいしく感じてしまう。私を含めてライブに行ったことがある人は、そんな経験があるのではないかと思います。

 

そしてこの「意味づけ」、就職活動も似ていると思うんです。自分の今までの経験は、自分にとってどんな「意味」があったのか。どうやって面接官にとって「意味ある」ものだと伝えていくのか。自分がやりたいことは社会においてどんな「意味」をもたらすのか。ただのスパイスじゃ埋もれてしまうから、何にスポットライトを当てて、どのノイズを除去して、限られた時間で伝えることを伝えきって。そうやって自分だけのライブを作っていければ、自然と観客(人事)の心に残るものを作れるんじゃないでしょうか。

 

 

なんて、かなり強引なこじづけでしたが、先日のゼミ内模擬面接の反省をしながら考えていることを書かせていただきました。初めて面接というものをやってみて、かなり苦手だということに気付かされたので、なんとか就活本番までに少しでも伝えられる努力をしていこうと思います。

傍らで音楽を聴きながら。

 

文責:今野